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本のクソ虫野郎

  ~気に入った本・映画の記録と雑記~
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存在の耐えられない軽さ


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「ダロウェイ夫人」や「ベロニカは死ぬことにした」に似ている読後感を抱きました。

この作品の社会的な面を注視する方も多いと思いますが、僕は個人的に二人の関係のあり方や逃避行的な物語の部分に見せられましたね。特に最後のほうの二人の結果と交わした言葉がとても好きです。

冒頭から言われているように、我々の多くは実は、存在の重さではなく、その哀しいほどの軽さによって、苦しめられているのだと思います。

追記は、例によって作品からの個人的に気になった箇所の引用です。
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映像の力

今さらですが、本だけではなくて、フィクション・ノンフィクションを限らずに、映像作品をある程度観ることも教養や見識の拡大に大きく貢献することなのだなと痛感している次第です。

本と違い、視覚的効果と音響的効果がある分、やはり影響や臨場感も大きく、記憶や情動的な効果も期待できるためです。

特にやはりあの「臨場感」が記憶や後の判断への影響に重要な要素なのではないでしょうか?同じ内容を、文字で読んで感心するのと、映像を眼で見て音を耳でも聞きながら受け取るほうが、こちらの情動もより働き、記憶に残りやすいだけでなく、その情動も相まって、よりその知識を実際に生かせるようになりそうです。

例えば、戦争や差別などの悲惨な出来事を、本で読んでももちろんその恐ろしさや虚しさ、愚かさがわかりますが、戦争の映像やインタビュー、俳優さんや女優さんの迫真の演技でもって観る方がその影響力は凄まじいはずです。

実際に、一つのドキュメンタリー映像や映画に影響されて「○○の仕事に就きました」とか「海外の○○で暮らすようになりました」とかの、その人の人生を変えたなんて話は多く聞きますね。

そしてもちろんその分、本を読むのと同じく、映像作品のほうも、観たままに信じすぎないこと、批判的態度を絶やさずに閲覧すること、多面的に解釈する余地を空けておくことは必須ですが。

特にここ数年は個人的に読書ばかりに偏り、映画や映像をあまり観ていなかったので、サイエンス、社会、フィクション、といろんなジャンルの作品を観て、身にしたいと考えています。

あと、個人的に今「想像力を鍛える」ことにも関心があるのですが、想像力は筋肉のように鍛えることと、その想像の元となるいわば原材料が必要なのですが、この原材料が、その人が今までに見たものや聞いたもの体験したものだということなので、その材料集めとしても良いようなのです。


そんなわけで、フィクション・ノンフィクションどちらもたくさんの素晴らしい映像作品を来年からも観ていきたいなと思います。

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彼は己の命を捧げ、投げ放つことによって、逆説的ではあるが、何一つ失うことなく、むしろ魂の最高の輝きを放ち、それ以外では考えられないほどに自分の人生の価値を高めたのではないかと思う。

われわれはよく、自己犠牲や災害で亡くなった方々に対して「生きていれば今頃は…」という風に考えがちではありますが、実はそれは浅はかなものの見方であって、もしかしたら自己犠牲や不運、事故ゆえに、人の価値はその人の最高値にまで高められ、生き延びた時とは比較にならないぐらいに、真に人生を全うしたことになるのかもしれないと考えています。

もちろん、意図的な犠牲者や悲惨な事柄は起こすべきではありませんし、出来得る限り減らすべきだとは思うのですが、必ずしも彼ら彼女らは悲運の人々というわけでなく、その後も市井に行き続ける人々と同等か、より一層意義ある人生を生きたことにはならないだろうか?

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文読む月日 トルストイ


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トルストイの、彼が読んだ古今東西様々な賢人たちからの引用と自身の考察により構成された、日記形式の人生論。

トルストイはキリスト教徒であり、僕のような無宗教の者からしたらちょっととっつきにくい宗教的内容も多々ありますが、そういうところを読み飛ばしたとしても本当に参考になる内容の詰まった三冊であると思います。

どのように生きるかについて、トルストイだけでなく、彼が読んで厳選した古今東西の賢人の言が合わせて載っているというのがとても贅沢であり、より説得力が増すかのように感じましたね。

自分がそれまで読んだことがある見慣れた人物の引用から(アウレリウス帝など)、誰だそれ!?というマイナーな人の引用まで。そのマイナーな賢人や書物の名を知ることで、ますます未だ読まぬ賢人の書への扉も開かれることであろうと思います。


ということで、内容も多岐にわたりますので、自分が読んでいていいなと思った箇所の引用を載せておきます。

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これからのインドの躍進がすごく楽しみです。

無理かもしれないけど、先進国の失敗例を見習って、本当の意味での
「発展」をして欲しい。

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