本のクソ虫野郎

  ~気に入った本・映画の記録と雑記~
Posted by ↑野

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わがいのち月明に燃ゆ ~一戦没学徒の手記~


わがいのち月明に燃ゆ―戦没学徒の手記 (1967年)わがいのち月明に燃ゆ―戦没学徒の手記 (1967年)
(1967)
林 尹夫

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京都を中心にした生活よ おれは、なんじらをわが胸に、しっかりと抱きしめて生きるぞ おれは生きる。大和民族のために働く
しかしおれは、軍隊に奉仕するものではない。おれは現代に生きる苦悩のために働く。そしておれは、よき軍人になるために生きるのではない。その点におれは、僅かな自由意志の途を見出すのだ。

おれは、軍隊に入って国のためにという感情を呼び覚まされたことは、軍人諸君を通じてというかぎり皆無である。
ただF先生のお便りや、身近ななにかにより、国民が直面する苦悩を反省させられて、おれは軍隊とか、あるいは、機構的にみた日本の国のためではなく、日本の人々のために……いな、これも嘘だ。おれが血肉を分けた愛しき人々と、美しい京都のために、闘おうとする感情がおこる。
つまらぬ、とも、わけが判らぬ、とも、人は言うがよい。
おれはただ、全体のために生きるのではないのだ。全体がその生命を得ぬと、個人の生命がまっとうできぬがゆえに、おれは生きるのだ。この意味で、おれの日本観は、純粋でないと言えるかもしれぬ。
しかしおれは、架空の日本観よりは、たとえ利己的なりといえ、少数の敬愛する人々のために生きるのだ、と言いたい。
おれは抽象や観念に生きる人間ではない。おれは直接、おれの胸にグンときて把握しうるもののために生きるのだ。
おれはくだらぬ哲学者ではない。おれは歴史家だ。文学青年だ。そして市井の一人だ。
それらしく生きれば可なり!ではないか。



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再読本ドラフト

再読したい/すべきだと今の時点で考える本を選び出し、掲げておこうかなと思います。しかし、未読本がたくさんあってなかなか手がつけられない可能性が高いのがなんとも…

まあでも、一応掲げておくだけでも意味はあるとしておきましょう。


・『自省録』

自省録 (岩波文庫)自省録 (岩波文庫)
(2007/02/16)
マルクスアウレーリウス

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・『大衆の反逆』

大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)大衆の反逆 (ちくま学芸文庫)
(1995/06)
オルテガ・イ ガセット

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・『孤独と人生』

孤独と人生 (白水uブックス)孤独と人生 (白水uブックス)
(2010/04)
アルトゥール ショーペンハウアー

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・『生の短さについて』

生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)生の短さについて 他2篇 (岩波文庫)
(2010/03/17)
セネカ

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・『伝奇集』(気に入った話のみ)

伝奇集 (岩波文庫)
伝奇集 (岩波文庫)伝奇集 (岩波文庫)
(1993/11/16)
J.L. ボルヘス

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・『ベロニカは死ぬことにした』

ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)
(2003/04/25)
パウロ コエーリョ

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・『ダロウェイ夫人』

ダロウェイ夫人ダロウェイ夫人
(1998/07/06)
ヴァージニア・ウルフ

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・『森の生活』(前半部の一部の章のみ)

森の生活 (講談社学術文庫)森の生活 (講談社学術文庫)
(1991/03/05)
D・ヘンリー・ソロー

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・『自分をいかして生きる』

自分をいかして生きる (ちくま文庫)自分をいかして生きる (ちくま文庫)
(2011/06/10)
西村 佳哲

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・『ワイルドサイドを歩け』

ワイルドサイドを歩け (講談社プラスアルファ文庫)ワイルドサイドを歩け (講談社プラスアルファ文庫)
(2002/09/19)
ロバート・ハリス

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・『自分の中に毒を持て』

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)
(1993/08)
岡本 太郎

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・『わが死生観』

わが死生観―人間、どう生きるかわが死生観―人間、どう生きるか
(1984/10)
セネカ

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・『ロジカルプレゼンテーション』

ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」ロジカル・プレゼンテーション―自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」
(2004/02/01)
高田 貴久

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・『エセー1~4』

エセー〈1〉エセー〈1〉
(2005/10)
Michel de Montaigne、 他

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・『風の谷のナウシカ1~7』

ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)ワイド判 風の谷のナウシカ 全7巻函入りセット 「トルメキア戦役バージョン」 (アニメージュ・コミックス・ワイド版)
(2003/10/31)
宮崎 駿

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まあ、一度読んだ本なので、そこまで集中力とか読解力は必要ないと思うので、何より楽しむことを優先して、隙間時間やリラックスできる時に、ちょいちょいと読んでいければいいかな、と思っています。


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再読書探求としての読書

「再読」はとても大切な行為だと思っています。

再読することで内容をよりしっかりと把握し、覚えるという単純なことだけでなく、再読時に初めて気づかされること、自分の経験によって改めて身に染みて分かるようになった箇所などが思いの外多いためです。
新しい人間関係を結ぶことは良いことですし、全ての人間関係は初対面から始まるものの、だからといって毎日違った人だけと出会い交流するのではなく、本当に信頼できるその一部の言わば親友的な人間と何度も何度も深い交流をすることの方がずっと自分の身にもなるでしょうし、おそらくは幸福であると思います。

数百数千の浅い関係より、唯一の深い関係というわけです。

読んだことのない本を次々と読んでいくのはもちろん大切ですし、新鮮で好奇心も刺激されやすいこととは思いますが、それと同時にそれは「自分にとって再読する価値のある本」を探す行為でもあると考えます。

すぐに内容をできるだけ覚える必要があるのなら、一度読んでから1週間以内にもう一度読むのがベストだし(復習間隔が短い程記憶の定着には良いはず)、感動を再び感じたいだとか、実生活の何かがきっかけでその本から励ましやアドバイスが欲しいと思うのなら、各適宜な時期に再読するというスタンスが僕は有効だと感じています。

例えば、普通の人は世間の喧騒や様々なしがらみに疲れたからといって数カ月も山や森の中の小屋に引きこもることはできませんが、その度にヘンリー・D・ソローの森の生活を読むことはできます。
他者や歪んだイデオロギーに左右され、何が正しいのか、何を信じるべきなのか、そういったことがあやふやになる度に、かつて自分が最も影響を受け、指針としてきた哲学に改めて立ち帰ることもできます。

そのようなわけで、読書経験を積むということは、単に新しい本を次々と読むだけでなく、それによって再読すべき本を見つけ出し、必要に応じて適宜何度も読み親しむという行為をも含めるのだといえます。

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晴行雨読

これからの人生で一度はやってみたい事の一つに、晴耕雨読ならぬ晴行雨読があります。

これは何かというと、徒歩か自転車で日本一周の旅をしつつ、雨の日や体が疲れ過ぎて先を行きたくない日は宿泊先や公園で読書をしながら、ゆっくりと旅をするという企画です。まさに引きこもりとアウトドアの融合。

日本一周をしていらっしゃる方はたくさんおられますが、皆さん来る日も来る日も一生懸命自転車を漕いだり歩いたりしてとても素晴らしいバイタリティに溢れていますが、僕の場合は基本的に何事もゆったりと行いたい性分なので、読書という静的研鑚と旅という動的修養を組み合わせてしまおうと考えたわけですよ。

こうすることの利点は幾つかあって、一つは、数ヶ月間旅だけに染まらずに、随分と趣向の異なる机上の研鑚である読書と、実際的な見聞によって多くの行ったことのない土地で多くのものを見て人と出会うという行動的見識拡大の旅の、両方の全然タイプの違う修養が出来る点です。
読書からは得られるけど得られないもの、旅からは得られるけど得られないもの、両方の欠点を補完し合おうというわけです。

二つには、常に死にそうになりながら旅をするのではなく、旅の途中で何度もこのような休憩を得てコンディションを十分に保つことによって、旅の方も十二分に楽しみ学ぶことができるし、気分の切り替えにもなるという、読書と紀行の相乗効果が狙えること。

ほら、過酷な旅はそれはそれで得るところがあるかもしれないですけど、やっぱり十分に休暇と時間をかけつつ、良いコンディションのもとで行う方が絶対に得るものが大きいと思うわけです。
自衛隊の訓練とかスポーツの合宿なら過酷で厳しいほうがいいかもしれませんが、この場合は見聞を広めるための旅なわけですからね、無用な精神論は抜きにして、「旅の果てに一体何が得られたのか」の方にフォーカスする必要があると思います。

そしてゆっくりと時間をかけて目的地を通り過ぎる方が滞在時間や行動範囲が多くなる分、より各地をしっかりと吟味できることにもなるわけです。

ということで、その時までには電子書籍が読める端末を用意しておかなければなりません。さすがに本を何十冊も持って旅するわけにはいかないので。科学の英知はこのように古典的行為に上手く活用できる時に真にその利便性を発揮できるのだと思います。しかし良い時代になったものです。

いつの日になるかは分かりませんが、是非とも決行したい。

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2010年お気に入り図書ランキング

年末ということで、今年一年で読んだ本の中で気に入った本をジャンル別に記録しておこうかなとベタなことを考えてみました。

ランキング形式にしますが、正直あんまり順列は関係ないです。本棚をじっくり見て「これ良かったな」ぐらいの感覚で決めているだけなので。

今年を振り返ってみれば、目標読破数300冊を大きく下回り、100冊ちょっとぐらいに終わりましたが、「本は数ではない、どれほど感銘を受け、学習し、人生の糧と出来たかだ!」と多くの著者に言われてきたので良しとします。
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