本のクソ虫野郎

  ~気に入った本・映画の記録と雑記~
Posted by ↑野

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存在の耐えられない軽さ


存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)存在の耐えられない軽さ (集英社文庫)
(1998/11/20)
ミラン・クンデラ

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存在の耐えられない軽さ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-3)存在の耐えられない軽さ (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集 1-3)
(2008/02/09)
ミラン・クンデラ

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「ダロウェイ夫人」や「ベロニカは死ぬことにした」に似ている読後感を抱きました。

この作品の社会的な面を注視する方も多いと思いますが、僕は個人的に二人の関係のあり方や逃避行的な物語の部分に見せられましたね。特に最後のほうの二人の結果と交わした言葉がとても好きです。

冒頭から言われているように、我々の多くは実は、存在の重さではなく、その哀しいほどの軽さによって、苦しめられているのだと思います。

追記は、例によって作品からの個人的に気になった箇所の引用です。
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ベロニカは死ぬことにした


ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)
(2003/04/25)
パウロ コエーリョ

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彼女は幸せでも不幸せでもなく、だからこそ、生き続けられない、と言ったの”



”自分の世界に住んでる人はみんな狂ってることになるのよ。
人とは違うだけでね”



”「でも、その化学物質がこの極度の鬱病を治してくれると願いながらも、ずっと狂っていたいと思ってるの。自分の夢見たように、人生を生きたいの。他の人に言われるがままではなくてね。向こう側には何があると思う?ヴィレットの壁の外に」

「みんなで同じ井戸の水を飲んだ人たち?」

「その通りよ。彼らは自分が普通だと思ってるの。みんな同じ行動をとってるから。とにかく、わたしはみんなと同じ井戸から水を飲んだふりをするだけよ」”



”誰も、何に対しても慣れてしまってはいけないのよ。私は人生の問題でさえ楽しめるようになってきたの。人生の無意味さが、自分の責任以外の何ものでもないことを受け入れ始めたところなの。もう一度、憎悪も、愛も、絶望も、退屈も、人生を成す取るに足らないながらも自分の存在に喜びを与えてくれるものを感じてみたかったの。もしいつかここから出られたら、本当に狂うことにするわ。実際、誰もが狂っていて、一番狂ってる類の人たちこそ自分が狂ってることに気づいてなくて、他人に言われたことを何度も繰り返すような人たちなのよ。”




人は不幸だから自ら死ぬとは限らない。
もちろん、幸福だから死ぬのでもない。
僕はもう、何が正常で何が異常なのか、
だれが普通で誰が狂っているのか、分からなくなってきましたよ。
そして、誰にもその最終判断はくだせないものだと思えて仕方がない。


あなたは自分が正常であり、普通であり、正しいと思いますか?
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谷間の百合


谷間の百合 (新潮文庫 (ハ-1-1))谷間の百合 (新潮文庫 (ハ-1-1))
(1973/01)
バルザック

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オノレ・ド・バルザックの傑作のひとつ。
最後の最後を見た時は正直ちょっと戸惑いましたが、まあ、僕はあれで良かったのかなと思います。
バルザック自身の経験も多分に入り混じり、それらが美化されて描かれた部分も多いようです。

美しい風景描写とリズムの良さ、人の心情の表現は秀逸。
読後は切ない気持と清々しいような気持ちにしばらくの間襲われました。
個人的にかなり好きな作品です。

一度読んでみる事を強くお勧めします。

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鴨川ホルモー

鴨川ホルモー (角川文庫)鴨川ホルモー (角川文庫)
(2009/02/25)
万城目 学

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(著者略歴)
万城目学1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年本書で第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞しデビュー。2作目「鹿男あをによし」は直木賞候補となった。近著に「ホルモー六景」「ザ・万歩計」「プリンセス・トヨトミ」がある。


夏休み入ってすぐぐらいに読みました。
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太陽の塔


太陽の塔太陽の塔
(2003/12/19)
森見 登美彦

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(著者略歴)
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部大学院修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジー大賞を受賞し、作家デビュー。ほかに、『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話体系』『きつねのはなし』『新釈 走れメロス 他四篇』『有頂天家族』『美女と竹林』『恋文の技術』がある。



筆者の森見さんのデビュー作品ということで、先に著作を二つ拝読していたのですが、こちらも読ませていただきました。
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