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本のクソ虫野郎

  ~気に入った本・映画の記録と雑記~
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太陽の塔


太陽の塔太陽の塔
(2003/12/19)
森見 登美彦

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(著者略歴)
1979年奈良県生まれ。京都大学農学部大学院修士課程修了。2003年『太陽の塔』で日本ファンタジー大賞を受賞し、作家デビュー。ほかに、『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半神話体系』『きつねのはなし』『新釈 走れメロス 他四篇』『有頂天家族』『美女と竹林』『恋文の技術』がある。



筆者の森見さんのデビュー作品ということで、先に著作を二つ拝読していたのですが、こちらも読ませていただきました。

僕は個人的に彼の小説の主人公や登場人物にはかなり惹きこまれるのですが、その理由と言うのはなかなか自分自身でも明白に分かっていて、主人公がなかなかの社会的には余り宜しくない肩書の学生であったりするためで、今現在びっくりするほどカスで社会から弾かれている僕と少し境遇が似ていたりするのです。まあ、それを除いてもやはり変な人っていうのが好きですし、無為無策に日々を送る単なるダメ人間も僕は大好きなので、筆者の類稀なる文章表現の面白さに加えてそういった楽しみ方も出来てしまうのです。

この作品では京都大学の5回生である主人公が歪んだ恋愛とも呼べる日々を送り、そして最後には…というような面白い展開が待ち受けております。あれですね、小説ってネタバレするわけにはいかないからほとんど何も書けませんね。

まあ、上記のようなこの作者ならではの巧みな表現、面白おかしい表現が細々と散らばっており、気付くとすぐに読み終わってしまうような上手さがあります。それに加えて主人公を初めとした登場キャラクターの性格・人物描写の面白さはこれまた作者ならではの独自性が顕著に表れております。

恋をするならこんな恋が良い。世に蔓延る普通の無難で小奇麗な付き合いには飽き飽きするぜという方々は、是非とも本書で犯罪ギリギリの、しかし思わず微笑を浮かべてしまうような、変わった恋愛を架空の世界において疑似体験してみてはいかがでしょうか。

ストーキング界の超絶エリートこと↑野でした。

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